早いところでは、今日から夏季休暇に入ったようですね。
3年ぶりの行動制限のないお盆休みということで、テレビでは朝から東京ICの渋滞映像が流れていました。うわ~これは・・・ますます出かけたくない・・・。
私はこの連休前に母と夫と3人で旅行にいってきました。宿で温泉と美味しい食事を堪能したので、お盆は家でゆっくりする予定です。
さて、最近読んだ本のご紹介です!図書館で借りました。今年5月に発売されたばかりですが蔵書があってラッキーでした。
『40代から始める 攻めと守りの資産形成
人生GDPの増やし方 景気に左右されず豊かに生きる新ルール』
著者は、テレ東 モーニングサテライトでもおなじみの 井出真吾さん。
(ニッセイ基礎研究所 上席研究員 チーフ株式ストラテジスト)
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モーサテには専門家の方々が数多く出演されるのですが、個人的にはリサーチ会社の方の意見は特に注目しています。(ニッセイ基礎研究所の八嶋さん、ホリコリサーチの堀古さん、東短リサーチの加藤さん 等々)
本書には"40代から始める"とありますね。 これまで投資をしてこなかった中高年層にも、リスクをあまり取らずともできる今後の資産運用について指南されていました。
また今はつみたて投資が大きく推奨されていますが、それは株価下落局面においては有利なのであって、株価上昇局面においては 一括投資 の方が有利になると解説されています。つみたて投資は良い方法ですが、投資を始めたタイミングによって運用結果が異なるという点は多くの人が理解しておくべきだと思いました。
20代などの若年層はまだ十分な資金も無い代わりに、残された時間が長くあるからつみたて投資がベターだと思うのですが、中高年層にとって一括投資は今後の限られた時間を有効に使うひとつの手段になると思います。いずれも長期投資であることは共通です!そして注目なのが、今後の日本株は上昇局面であるという見解…
ただ、"一括投資"も文字通りに一度でまとめて購入するのではなく、少しの時間分散が必要と説明されていますので、ここ大事かなと思いました。
その他気になった内容は、
・日経電子版を使ったコスパの良い投資信託の選び方
実際に検索してみましたが、操作は簡単でした。そして今までこの使い方を知らなかったー。ちなみに日経電子版は無料会員でも一部機能の利用可能です。
・日本株はバブルの清算を終えて、今後は年率平均5%程度で上昇する
エミン・ユルマズさんと言い(過去の記事)、今後は日本もインフレを見据えた長期投資の対象に成り得るのかな・・・?
・新2,000万円問題
ゆとりある老後生活のために必要な貯蓄額と、年金の受給方法について。
前半・後半と日を空けて読んだので内容うろ覚え・・・私の説明では、もしかすると著者の伝えたいことと少しずれているかもしれません(;^_^A
気になった方、詳細な運用方法は本書にてご確認ください!
図表が適度にあって、文字の配分もぎゅっとしていないので(笑)読みやすい本でした。
ちなみに井出さん、直近のモーサテ出演時には、「日銀ETFを国民に無償配布するのは論外!」と強くおっしゃられていました。(これ、以前に別のコメンテーターの方が無償配布を推奨してたような・・・誰だっけ?)
理由は納得で、投資未経験者なら「タダでもらったんだし」即刻売却(現金化)してしまうだろう ➡ 日本人は投資未経験が多いので一斉売却が起きて株価暴落 ➡ 元々の投資家は大迷惑をこうむる(年金運用にも関わる)、というロジック。 だからもし実行するなら、希望者にのみ割引価格で販売するのが良いのでは・・・という見解でした。
私の両親もこれまで株式投資はしてきませんでした。今は年金と不動産収入で生活をまかなっているのですが、どうせならと私が積立投資を勧めても頑なに拒否されてきました。 その代わり、訳の分からない保険を組んでいたりして私は時々青ざめます・・・ぎゃー。 もし日銀ETF配布されたらどうするかな?と考えてみると、持っても意味分からないからきっと困るだろうなぁ。売れるなら売っちゃうかもなぁ・・・。
そして人生GDPについて。こういうの読むと、投資+やっぱり今のうちにしっかり働く(稼ぐ)方がそりゃ老後安泰だよなぁ・・・と思ったりします。当たり前だけど、のんびり生きたい私にとっては毎度のことながら悩ましいです。