(今日はマネー以外の話です)
先週末、県内であじさいを見にいってきました。紫陽花・・・漢字からしてなんか美しい。
最近まで知らなかったような、地元のお寺って感じですが付近では『あじさい寺』として親しまれているそう。
最初は駐車場も入れなさそうなほどの渋滞・・・。シンジラレナイ(@_@)
諦めかけたけど、遠回りして反対側から回ったら・・・なんと運よく停められた!シンジラレナイ(´艸`*)嬉しい
私の思う THE 紫陽花。
花火みたいで好き(´艸`*)。
この日は暑かったから・・・なんか気持ちよさそ~。
京都などの有名なあじさい寺ほどではないものの、充分楽しめました。
規模は小さいけれど、少しだけ出店もありました。その中で唯一目を引いて買ったのが、みょうがぼち(みょうが餅という名前で売っていた)。
「そっか、そんな季節なんだなぁ・・・」と毎度このお菓子を見ると、私は祖母を思い出します。
みょうがぼち は、地方の農家が田植えの際おやつとして食べていたものだそう。
私の祖父母は兼業農家で、田畑でお米や野菜を育てていました。毎年田植えの時期になると、祖母が手作りしたものを実家にも分けてくれていたのです。空豆で作る餡は、あっさりとして後引く美味しさ。つい何個も食べてしまうほど大好きでした。
"みょうが"と名はつくのに、使っているのはお餅の外にくるまれた葉っぱだけ。どちらかと言うと空豆の方が主役な気がするんだけど・・・謎です。
祖母は私が高1のときに亡くなりました。
その年の4月にはいとこ(孫)の結婚式を控え、祖母も参列するのを楽しみに当日着る洋服を新調してハンガーにかけていました。 ですが少し前から体調がおもわしくなく、残念ながら式への参列は叶いませんでした。 亡くなったのはその2ヶ月後のことでした。
葬儀は自宅で行うため家中の荷物を片付けていたところ、縁側には作りかけの みょうがぼち がありました。 その頃にはもうお米は育てていなかったはずだけど、その年も変わらず作ってくれようとしていたことに こみ上げるものがありました。
今回買った みょうがぼち は、中の餡がなめらかで見た目もきれい。お店の味ですね。
祖母の作ってくれるそれは、いつも空豆のつぶ感が大きめで少しぼてっとしていた。白内障で目の悪い祖母らしさ(?)もありましたが、とても美味しかった記憶しかない。
人は亡くなっても、思い出があるから生き続けるんだなぁ。
今回もまたそんな思い出に浸った一日でした。